アメリカの病院って・・・
せきがどうにも止まらないので、病院に行きました。おととし盲腸になったときも思いましたが、恐ろしいほどずさんです。
えーと、最初に5-10分程度、症状を聞かれて、その後診察室に行って着替えました。で、ずーっと一人で待っていて、ようやくドクターが来て、握手をして、ほんのちょっとのどの様子を見て、おしまい。ドクターがいた時間はおよそ2~3分。一人で待っていた時間は1時間くらい・・・。何じゃそりゃ?
盲腸のときはもっとひどかったです。朝から痛み出して(胃から来る痛みだったのでまだ良かった)、救急隊みたいなのが来たのが昼過ぎくらい。自宅でしばらく検査をして(何で病院へ連れて行ってくれないのか?!)やっと救急車で運ばれました。不幸にも、痛みの原因がなかなか分からず、変な飲み物を大量に飲まされたり、嘔吐を繰り返したり、ものすごい苦しんだ後(実際記憶が飛んでます)、「盲腸」だと言い渡されたときは確かもう夜でした。その後手術をしましたが、当然記憶は飛び飛びです。
と、あの時は死にそうで自分の事でいっぱいいっぱいでしたが、病院へ向かう前からずーっと一緒について、通訳をしてくれたり、励ましてくれたりした人がいました。退院したときも迎えに来てくれたり。当時、留学を始めて一ヶ月くらいしか経っておらず、英語も全く出来なかった私。多分その人がいなかったら、とっくに日本に永久帰国していたことでしょう(と言うより死んでしまってたかも、冗談じゃなく)。たいした御礼も出来ないまま、その人はもう日本に帰ってしまったと聞きました。ああ、せめてチンパンジー精神*でがんばります。
*チンパンジー精神とは・・・チンパンジー(オランウータンだったかも)は仲間を無償で助けるそうです。チンパンジーAがチンパンジーBを助けたとすると、けっして助けた相手(チンパンジーB)から見返りを求めたりはしません。その代わり、自分が困ったときは他の誰か(チンパンジーC)が助けてくれます。そして、そのチンパンジーCが困ったときは、また他の誰かが・・・・と言う風に、とにかく誰でも助け合うってことです。(こういうような話を聞いた事があるってだけなんですが)
私も助けてもらったその人にあまり返せなかった分、他の人を助けたい、ということでした。
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