後悔から得たもの
私の大事な人のブログを見て、過去の大事な人を思い出してしまいました。
私は小さいころから、友達が多いほうではありませんでした。その中で、小学一年生のころ、確か二つ年上の、仲の良い友達が出来ました。彼女は、良く覚えていませんが、家族環境が少しだけ特殊だったと思います。頭が良く、いろいろ教えてくれるお姉さんと言う感じで、私はいつも、その人について回っていました。
しかし、彼女は学校でも有名な、「いじめを受けている」存在。私の兄や、友人(と呼べるか分からないような人たちでしたが)は、当然その子と私が一緒にいるのを良くは思いません。ついに私は、次第に増える嫌がらせや脅しに負けて、その子と離れてしまいました。それだけならまだしも、私の口から出た「くそななえ」の一言・・・ なんて情けない。
私は、その時の自分の姿を思い出すのがとても嫌です。そして、そのときの彼女の目が、忘れられません。あの時自分がもっと強ければ、彼女をあんなに傷つけずに済んだのに。
私の今までの人生で、一番大きな後悔が、彼女を裏切ったことかもしれません。しかし、この後悔が、私に人を裏切ることの痛みを教えてくれています。
私は二度と同じ後悔をしたくない。今の私のまま、もしあの時に戻ったとしたら、私はいじめっ子たちに立ち向かえるはずです。なぜなら、いじめっ子たちの嫌がらせなんかより、その子を裏切ることのほうが、よっぽど辛いと言うことを知っているからです。かっこつけているわけではありません。ただ、自分にとって、辛くないほうを選ぶだけ。簡単なことです。
いつか、彼女に誤りたいと、ずっと思っていました。そして、高校生のとき、約10年ほどたって、彼女を見かけました。彼女はとても立派に見えました。声もかけられずじまい。でも、かける必要も無かったと思います。彼女が、私のことなんか忘れてしまっていたら幸いです。
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