がんばりの尺度
人がどれくらい頑張っているかなんて、他人には分かりません。
小学校のときの、ある友達は、ぜんそくやその他の病気で苦しんでいましたが、みんなから馬鹿にされても、何をされても明るく笑っているだけ。当時は私も、その子がそんなに好きではありませんでしたが、かなり後になって、彼はすごい人だったんだな、と思いました。
高校のときのあるクラスメイトは、なにかと持病を持ち出しては、言い訳の種にしていました。聞いてみれば、かわいそうな境遇ではありましたが、みんな彼女を、本当にいたわろうとはしていませんでした。彼女からは、「辛いけど頑張ろう」と言う気が、まったく伝わってこなかったからかも知れません。
辛くても、それを顔にも、口にも出さずに頑張る人と、ちょっとのことですぐに、人に頼ったり、泣きつく人がいます。初めのうちは後者のほうが、人にいたわってもらえるかも知れませんが、そのうちだんだん、「この人は、少しのことで泣き言を言う」「また大したことじゃないから、ほうっておこう」と、思われてしまいます。現に、そういう人がいました。
では、自分はどうかというと、辛いとき、あんまり口には出さないが、それほど頑張ってはいない・・・。ダメじゃん。自分
ただ、耐えるだけじゃなくて、打ち破らないと。そのために、少しだけ人に頼るのは、良いことかも知れない。
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